障害児かぞく「はたらく」プロジェクト終了のお知らせ

平素より「障害児かぞく「はたらく」プロジェクト」ウェブサイトをご愛顧いただき誠にありがとうございます。

誠に勝手ながら本プロジェクトは2024年9月末をもって終了いたします。

これまで「障害児かぞく「はたらく」プロジェクト」の活動を支援いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。

フローレンスの障害児保育・支援事業については以下からご確認いただけます。

https://specialneeds.florence.or.jp/

障害児かぞく「はたらく」プロジェクトを象徴する保育の様子

ともに、自分らしくいきられる未来へ

“障害児がうまれたら人生終了って思ってた。
ひとりでは立ち上がれなかった。
こんな風にはたらける日が来るなんて思ってもみなかった。”

これは、『障害児かぞく「はたらく」プロジェクト』に参加した
ある医療的ケア児のおかあさんの声です。

いつのまにか「はたらく」をあきらめてしまっていた障害児のかぞくたちと、
ともに船に乗り、ともに海原に漕ぎ出し、
一人でも多くのクルーたちが、
キラキラした「もう一度はたらく」機会を手にできるように。

2023.02.14

【関連記事】医療的ケア児の親子が日本オラクル本社を訪問!インクルーシブ社会の実現を共に目指す

『障害児かぞく「はたらく」プロジェクト』に参加する医療的ケア児の親子が、日本オラクル本社を訪問!「誰もが自分らしく働き続けられる社会の実現」をテーマに座談会を行いました。

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障害児かぞく「はたらく」プロジェクトとは?

障害児の親が自分らしく輝いていることは、お子さんにとってもうれしいこと。そして、療育・保育の時間は、お子さんにとって新たな世界が広がる豊かな経験となる。わたしたちは、そんな風に考えています。

一度離職した障害児かぞくが「もう一度はたらく」に一歩踏み出すために、2本柱をご提供しています。

障害児かぞく「はたらく」プロジェクトの2本柱、ワークアゲイン・プログラムとフローレンスの障害児保育

保護者の方はクルーとして、チームではたらくジョブ・シェアリング

特徴

チームで業務を請け負う体制のため、安心してはたらき始めることができます。私たちはこの仲間を「クルー」と呼んでいます。

特徴1.

チームで業務を請け負います。
お子さんの入院等で休みをとることがあっても、クルー同士がカバーし合える体制にしているため、安心してはたらき始めることができます。

特徴2.

オン・ボーディングやOJTの機会があるので、安心してチームや仕事に慣れることができます。
※ オン・ボーディングは、「船に乗っている」状態を表すオンボードから派生した言葉で、新しいクルーがスムーズに環境に慣れるようにサポートするプログラムのことです。

お子さんはワクワクした時間を過ごせるフローレンスの障害児支援

特徴

保護者が安心して「はたらく」ことができるよう、安心・安全を大切に、一人ひとりのお子さんに合ったケア・保育・遊びを実施します。

重度医ケア児訪問保育エレノアの象徴となる看護師と保護者とお子さん

障害児訪問保育アニーは、ご自宅に保育スタッフが訪問し、1対1の保育を行います。研修を受けた保育スタッフがたんの吸引や胃ろう管理などの医療的ケアにも対応します。また看護師が定期的に訪問し、医療的ケアのフォローや障害児の健康管理のサポートを行っています。
※看護師が保育を行うプランもあります。詳しくはウェブサイトをご覧ください。

ウェブサイトを見る
重度医ケア児訪問保育エレノアの象徴となる看護師と保護者とお子さん

医療的ケアシッター ナンシーは、看護師による医療的ケア児や障害児向けのシッターサービスです。安心・安全にお子さんをお預かりすることで、親御さんの「自由な時間」をつくります。福祉制度を利用した事業なので、安価な自己負担額でご利用いただけます。

ウェブサイトを見る

医療的ケア児の保護者が抱える社会課題

障害児・医療的ケア児の保護者は、お子さんの誕生を機に心理的・物理的負担感から離職するケースも多く、その後、再就職を希望しても、様々なハードルが要因で、「もう一度はたらく」が困難な状況に置かれています。

私たちが目指す社会

ビジョン

障害児の親が「はたらく」に一歩踏み出し、家族みんなが自分らしく人生を歩める、しなやかで躍動的な社会

ミッション

障害児の親にキラキラする「はたらく」機会を。子どもたちにワクワクする経験を

ロゴに込めた想い

ロゴへの想い

障害児かぞく「はたらく」プロジェクトの大きなロゴ

一緒なら、どこへでも行ける。決められた道ではなく、自分らしく、進みたい方へ。そんな想いを込めて、海を旅する船をモチーフにしました。船の前を行くのは、勇気を持って社会を変えていくファースト・ペンギンです。誰しもが自分らしくいきられる社会を、障害児の保護者みずからが創っていくのだ、という気持ちを表しています。

*「ファーストペンギン」とは、ペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ魚を求めて真っ先に飛びこむ、1羽のペンギンのことです。そこから、前人未到の分野に勇気をもってチャレンジする人、最初に行動を起こす人のことを、尊敬の念をこめて「ファーストペンギン」と呼びます。
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参加者(クルー)の声

「出会い」には、落胆を希望や可能性に変える力がある。
出産後、人との関わりは毎日の訪看や病院などで接する人に限られていました。このプログラムに参加することで、社会との繋がりを再び実感すると共に、様々な経歴を経てフローレンスに勤めている方々や、いろいろなはたらき方があることを知り、今の自分に合ったキャリアを考えるきっかけになりました。
\お役立ち情報満載/

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団体概要

こども達のために、日本を変える。フローレンスは日本の子ども・子育て領域に関わる課題解決と価値創造に取り組む、国内最大規模の認定NPO法人です。 日本初の訪問型病児保育事業で2004年に設立し、子どもの虐待、子どもの貧困、障害児家庭の支援不足、親子の孤立の課題を解決するため、多様な保育事業を運営するほか、全国で「こども宅食」「おやこよりそいチャット」「にんしん相談」「赤ちゃん縁組」などの福祉事業と支援活動、政策提言をおこなっています。