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医療的ケア児かぞくに保育で寄り添う「エレノア」看護師の働き方とは?

2021.12.14

こんにちは!エレノア事務局のぽんです。

前回に続き、今回の記事では、「重度医ケア児訪問保育エレノア」で働く看護師のまあさちゃんに、エレノアでの働き方について聞いてみました。

おさらい:医療的ケア児かぞくの「もう一度はたらきたい!」を支えるエレノアとは?

フローレンスでは障害児・医療的ケア児ご家庭をサポートするために様々な事業を展開しています。

その中でフローレンスの障害児看護の魅力は、お子さんにじっくり関わることができること、そしてお子さんのお預かりを通じて、親御さんの就労や休息などのサポートができることです。

そんな沢山の魅力のあるフローレンスの障害児看護の中でも、特にエレノアは、医療的ケア児の親が「はたらく」に一歩踏み出し、家族みんなが自分らしく人生を歩める、しなやかで躍動的な社会の実現を目指して立ち上がった、新しい保育サービスです。

フローレンスでは、一度離職した医療的ケア児の保護者向けに、再就職を目指すための「ワークアゲイン・プログラム」を提供するとともに、「重度医ケア児訪問保育エレノア」で看護師による訪問保育を実施しています。

・保護者には安心して「はたらく」に一歩踏み出すための時間を
・お子さんには日常を彩るちいさな経験が「たからもの」になるような時間を

お届けする。その両方の実現に、看護師としてのスキルを活かしながら携われるのがエレノアです。

「看護師による保育って、どんなことをしているの?」
「エレノアチームの看護師は実際にどんな風に働いているの?」

そんな疑問を、エレノアで働く看護師のまあさちゃんにぶつけてみました!

エレノアの1週間

―まず最初に、エレノアでの1週間のスケジュールについて教えてもらえますか?

お子さんのお預かりは、午前4時間で1名+午後3.5時間で1名を基本として、1日で2名をお預かりしています。1週間で6枠の訪問予定があり、それ以外の時間は事務作業やミーティングを実施しています。

エレノアでは、お子さんのお預かりは月~木に集約していて、金曜日は事務局メンバー含めた定例ミーテイングと事務の日になっています。

―1人で何人のお子さんを担当していますか?

現時点では2人のお子さんを担当していますが、今後利用者さんが増えてきた場合には、2人の看護師で3人のお子さんをみる、4人の看護師で6人のお子さんをみる、といったように、チームで複数のお子さんを担当していく予定です。

保育時の活動内容

―訪問がある日の1日のスケジュールと、保育中の活動内容を教えてもらえますか?

1日に2枠訪問がある日は、以下のようなスケジュールで動いています。

まずは親御さんからお子さんの体調について引き継ぎを受け、基本的なバイタルサインの測定を看護師が実施して、その日の体調を把握してから保育活動を開始します。

訪問の最後には、看護師から親御さんに保育中の様子やケアの内容について引き継ぎをして終了します。

―保育時の活動内容はどうやって組み立てていますか?

チームで話し合って決めた保育の年間計画、月次計画を基にしつつ、お子さんの体調を見ながら、具体的な内容は担当する看護師個人で柔軟に決めています。

普段から季節を感じられるような活動を工夫しながら取り入れています。例えば、8月は「海」をテーマに設定したので、お子さんと一緒に海の生き物の制作をしてみたり、海に関する歌を歌ってみたりと、看護師それぞれがアイデアを出し、お子さんの生活が豊かになり、日々の活動が充実したものとなるよう工夫しています。

保育計画はあるものの、お子さんの体調は日々変化するので、週次ミーティングやチャットなどで随時情報共有をしながら、活動のペースや注力する内容について調整しています。

チームには経験豊かな保育スタッフも在籍しているため、保育計画や活動内容の組み立て時にはアドバイスももらっています。また、居宅訪問型児童発達支援の制度を利用できるお子さんについては、児童発達支援管理責任者からお子さんの発達段階に合わせた遊びのアドバイスを受けることもできます。

―1人のお子さんあたり4時間と、訪問看護と比較して長い時間の訪問ですが、大変さはありますか?

医療的なケアをしながらの保育なので、4時間はあっという間です。
お子さんの体調や安全面など、色んなところにアンテナを貼って注意しながら活動するので、時間的な負担感というより、緊張感はあります。

例えば、呼吸器を使っているお子さんの体位変換や、ベッドから移動して床やいすでの活動を一人で行うことになるので、気管切開部への負荷がかからないか、お子さんが辛い体勢になっていないか等、たくさんのことに気を配る必要があります。

また、お子さんの体調によって、予定していた活動をやめてケアや休憩を多めにしたりと臨機応変な対応も必要なので、一緒に遊びを楽しんで考えながら行動していると4時間はあっという間に終わるという感覚です。

長い時間一緒に過ごせるからこそわかる、その子なりのサインを発見できたり、発達の様子が間近で見られるのはとても嬉しいし、楽しいです!

―たくさんのことに気を配りつつ、お子さんのペースにあわせて柔軟に保育内容を変えたりと、工夫されているのですね!

 

―最後に、エレノアでのお仕事に興味を持っている方にメッセージをお願いします!

エレノアは、新規事業だからこそ、自分たちなりに事業運営を工夫していける環境があります。保育についても、多様なお子さんの反応を見ながら色んな遊びを考えて、「次はどうしようかな?」と試行錯誤していく過程も楽しいです。

また、一人のお子さんと長い時間関わるからこそ見えてくる、その子なりのサインや成長の瞬間を発見できるのも醍醐味です。重症心身障害児の子が発するその子なりのサインというのは、長く関わるからこそわかってくるものだと思います。

何度も色んなことを試して、そのときの反応を看護師間で共有する中で、「あの動作はこういうサインでは?」という発見があったりします。

お子さんとの信頼関係を築きつつ、ご家族の考えも理解しながら関わっていけるので、小児・家族看護や、地域看護に興味がある方にとってはとてもやりがいのある仕事だと思います。

お子さんには楽しい時間を提供しながら、親御さんが自分らしくはたらくお手伝いができるよう、一緒に色んな工夫をしていけたら嬉しいです!

小児看護の経験を活かしてお子さんとじっくり関わりたい方、医ケア児のご家族の『もう一度、はたらく』支援に携わりたい方へ

重度医ケアのあるお子さんとご家族に寄り添いながら、家族みんなが自分らしく人生を歩める、しなやかで躍動的な社会を作る第一歩を、ともに作っていきませんか?

「重度医ケア児訪問保育エレノア」をはじめ、フローレンスのさまざまな支援の現場では、医療・看護の力を必要としています。

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団体概要

こども達のために、日本を変える。フローレンスは日本の子ども・子育て領域に関わる課題解決と価値創造に取り組む、国内最大規模の認定NPO法人です。 日本初の訪問型病児保育事業で2004年に設立し、子どもの虐待、子どもの貧困、障害児家庭の支援不足、親子の孤立の課題を解決するため、多様な保育事業を運営するほか、全国で「こども宅食」「おやこよりそいチャット」「にんしん相談」「赤ちゃん縁組」などの福祉事業と支援活動、政策提言をおこなっています。