ともに、自分らしくいきられる未来へ
“障害児がうまれたら人生終了って思ってた。
ひとりでは立ち上がれなかった。 こんな風にはたらける日が来るなんて思ってもみなかった。”これは、『障害児かぞく「はたらく」プロジェクト』に参加した
ある医療的ケア児のおかあさんの声です。いつのまにか「はたらく」をあきらめてしまっていた障害児のかぞくたちと、
ともに船に乗り、ともに海原に漕ぎ出し、 一人でも多くのクルーたちが、 キラキラした「もう一度はたらく」機会を手にできるように。障害児かぞく「はたらく」プロジェクトとは?
障害児の親が自分らしく輝いていることは、お子さんにとってもうれしいこと。そして、療育・保育の時間は、お子さんにとって新たな世界が広がる豊かな経験となる。わたしたちは、そんな風に考えています。
一度離職した障害児かぞくが「もう一度はたらく」に一歩踏み出すために、2本柱をご提供しています。
保護者の方はクルーとして、チームではたらくジョブ・シェアリング
特徴
チームで業務を請け負う体制のため、安心してはたらき始めることができます。私たちはこの仲間を「クルー」と呼んでいます。
チームで業務を請け負います。
お子さんの入院等で休みをとることがあっても、クルー同士がカバーし合える体制にしているため、安心してはたらき始めることができます。
オン・ボーディングやOJTの機会があるので、安心してチームや仕事に慣れることができます。
※ オン・ボーディングは、「船に乗っている」状態を表すオンボードから派生した言葉で、新しいクルーがスムーズに環境に慣れるようにサポートするプログラムのことです。
お子さんはワクワクした時間を過ごせるフローレンスの障害児支援
特徴
保護者が安心して「はたらく」ことができるよう、安心・安全を大切に、一人ひとりのお子さんに合ったケア・保育・遊びを実施します。
障害児訪問保育アニーは、ご自宅に保育スタッフが訪問し、1対1の保育を行います。研修を受けた保育スタッフがたんの吸引や胃ろう管理などの医療的ケアにも対応します。また看護師が定期的に訪問し、医療的ケアのフォローや障害児の健康管理のサポートを行っています。※看護師が保育を行うプランもあります。詳しくはウェブサイトをご覧ください。
ウェブサイトを見る医療的ケアシッター ナンシーは、看護師による医療的ケア児や障害児向けのシッターサービスです。安心・安全にお子さんをお預かりすることで、親御さんの「自由な時間」をつくります。福祉制度を利用した事業なので、安価な自己負担額でご利用いただけます。
ウェブサイトを見る医療的ケア児の保護者が抱える社会課題
障害児・医療的ケア児の保護者は、お子さんの誕生を機に心理的・物理的負担感から離職するケースも多く、その後、再就職を希望しても、様々なハードルが要因で、「もう一度はたらく」が困難な状況に置かれています。
【社会的な価値観のハードル】
- 職場、家族、友人から「子どもに障害があるのに、働きたいの?」と言われた
【身体的・心理的なハードル】
- 昼夜問わず続くケアの中で、仕事や自身のスキルアップのためのまとまった時間を作れない
- 子どもの体調が安定せず、仕事に穴を開けてしまうことに不安を感じる
- ブランクが長く、前職に戻ることが難しい。キャリアチェンジを余儀なくされる
- ケアを行いながら働くことに、体力的にも精神的にも不安を感じ、一歩を踏み出せない
【子どもを預けることへのハードル】
- 医療的ケアが必要な子どもを預けられる場所が少ない
- 離職しているため、働いていることを前提にした保育サービスを受けることが難しい
医療的ケア児の子育てでは、継続的な通院・入院に伴う交通費を負担したり、毎日のケアに必要な物品を自費で購入するケースも多くあり、金銭的にも非常に厳しい状況に置かれる場合もあります。
私たちが目指す社会
ビジョン
障害児の親が「はたらく」に一歩踏み出し、家族みんなが自分らしく人生を歩める、しなやかで躍動的な社会
ミッション
障害児の親にキラキラする「はたらく」機会を。子どもたちにワクワクする経験を
ロゴへの想い
一緒なら、どこへでも行ける。決められた道ではなく、自分らしく、進みたい方へ。そんな想いを込めて、海を旅する船をモチーフにしました。船の前を行くのは、勇気を持って社会を変えていくファースト・ペンギンです。誰しもが自分らしくいきられる社会を、障害児の保護者みずからが創っていくのだ、という気持ちを表しています。
*「ファーストペンギン」とは、ペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ魚を求めて真っ先に飛びこむ、1羽のペンギンのことです。そこから、前人未到の分野に勇気をもってチャレンジする人、最初に行動を起こす人のことを、尊敬の念をこめて「ファーストペンギン」と呼びます。
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