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3つの障害児保育

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「どんな未来を実現したい?心躍る瞬間とは?」障害児支援に携わるスタッフの様々な声をご紹介 ~ミーティングレポート~

2023.03.08

2022年12月3日に、フローレンスの障害児支援事業(障害児保育園ヘレン・障害児訪問保育アニー・医療的ケアシッターナンシー等)で働く現場スタッフ・事務局スタッフが一堂に会する「全体会議」が行われました。
全体会議は、普段顔を合わせる機会の少ない他園や他事業のスタッフと交流・意見交換ができる場であり、志をともにする仲間と障害児保育・支援について語り合う場です。1年に1度、開催しています。
今回の全体会議は「互いに心を開き、理解し合おう、学び合おう、気づき合おう」というテーマで実施しました。「心躍る」をキーワードに、今の自分たちの心躍る瞬間とありたい姿を繋げて、心躍る未来を皆で思い描きました。

当日は約120名のスタッフが参加。「こんなにたくさんの人がいるんだ!」という驚きの声や「普段話せない人と話せることが楽しみ」という声が上がっていました。

フローレンスの歩みを振り返る

はじめに、フローレンスのこれまでの歩みを振り返り、これからのことについて考える時間がありました。
「すべての子どもが保育を受けられ、保護者が働くことを選択できる社会」を目指して、2014年に障害児保育園ヘレンを立ち上げたフローレンス。
現在に至るまで、障害児・医療的ケア児が安心して保育を受けられ、たくさんの人と関わりながら成長できる環境をつくりだすために試行錯誤を重ねてきました。
参加したスタッフからは様々な声が上がりました。

「これまでの歩みを振り返ってみたことで、一つひとつを積み重ねてきたことが今に繋がっているんだなと思えた。」
「フローレンスは同じ思いを持つ人がそばにいてくれる環境。ここに居れてよかった!」
「フローレンスのビジョン(目指しているもの)は壮大。どこから取り組めばいいんだろう。」
「日々の業務で精一杯だし、目の前の子どものことで一生懸命。これからのことを考える余裕はなかなか取れない。」

フローレンスの良さやこれまで実現してきたことについて振り返る声が出た一方で、「これからのこと」については今まで考える機会がほとんどなかったという意見もありました。

目指す社会の実現のために、自分たちにできることは?

そこで、次に「これからどんな社会を目指したいか?」「実現していくために、自分たちにできることは何か?」というテーマで意見交換をしました。
最初は言葉を探しながら話していたスタッフも多かったですが、徐々に力のある言葉に変わっていきました。

「障害児家庭にとって、そばに誰かがいる、誰かと繋がっているということは希望だと思う。保育者として、親御さんと一緒に子どもの成長に寄り添いたい。」
「親御さんが能動的に動いていかないと支援を受けられない現状がある。今、自分にできることとして、まずはスムーズに社会的資源や支援につなぎたい。」
「『障害児は親が見るのが当然、保育は受けられなくていい』という今の社会を変えたい!」
「どんな親子でも必要な人と手をつなげる、社会全体で子どもを育てられる環境にしていきたい。」

お互いの夢や大切にしたいことを語り合い、共感し合える時間でした。

心躍る瞬間・未来について考える

ここで、運営担当より「あなたが心躍るのはどんな時ですか?どんな心躍る未来を実現したいですか?」というテーマが提示されました。
「心躍る」というキーワードは、「未来が不確かで先が見通せないとしても、私たちは希望を捨てずに歩み続け、すべての親子にとって希望が持てる、心踊るような未来を届けたい」という思いから選ばれました。
研修の最初では、今の自分の業務と「心躍る未来」をどうつなげていくのか、イメージが難しい…という声が多く上がっていました。しかし、これまでの話し合いを通して考えが深まり、たくさんの「心躍る瞬間」が口々に出てきました。

「子どもの笑顔が見られた時!」
「子どもも自分も楽しい保育ができたかな?と思えた時。」
「自分が訪問することが少しでもご家族の力になれているかな?と思えた時。」
「担当の子が以前はできなかったこと、苦手だったことに今月はちょっと取り組めるようになった時。それを親御さんに共有して、一緒の気持ちになれた時。」
「仕事だけではなく、プライベートも充実して心の余裕を持てた時!」
「『担当のお子さんと明日はなにしよう?』と楽しみな予定をたくさん立てて、未来を見ている時!」
「『これはできないよね』ではなく、『できることを広げよう!』という社会になったら心躍る!」

それぞれの心躍る時をシェアしていくと、参加者からは笑顔が飛び出し「わかる!」という深い頷きもたくさん見られました。

わたしの宣言

最後に、参加者一人ひとり未来を思い描きながら「わたしの宣言」が行われました。

「障害児も健常児も一緒の経験ができることが当たり前になるといい。そのために、まずは目の前の子どもたちの『楽しい!』をたくさん見つけるのが保育者の役割。」
「『助ける、助けられる』ではなく、ただ自然に共にいたい。障害児家庭が自分らしく生きられるようにサポートしていきたい。」
「子どもたちが自分らしさを表現できる社会を当たり前にしたい。そのために、私は子どもの意見にフラットに耳を傾けたい。」
「障害児家庭がごく普通の毎日を送れるという当たり前を届けたい。そのためには、寄り添う気持ちを大切にしたい。」
「障害児が将来の夢を持つことを当たり前にしたい。そのために、その子の『やりたい!』を叶える日々を大切にしたい。」

一人ひとりの声に耳をすませて、真剣に聞き合う姿が見られました。普段は光を当てる機会の少ない心の中の願い・希望を声に出してみることで、私たちの中にあるエネルギー、行動に移していくパワーに気づくことができました。

 

障害児支援における問題解決を目指して

会議を通して、スタッフからは「普段は話す機会のないスタッフと意見交換ができてよかった」という声や「同じ目標を持った仲間がたくさんいることが分かって嬉しかった」という声があがりました。

「親子の笑顔を妨げる社会問題の解決」を本気で目指しているフローレンス。本気だからこそ、何が正しいのか、何を目指すべきか迷うこともありますし、スタッフ同士で議論になることや意見がぶつかることもしばしばあります。
この全体会議を通して「立場や視点は異なっていても、私たちは皆、同じ目的を目指している」ということを再認識できました。

フローレンスでは、これからも障害児支援における問題解決に最前線で取り組んで行きたいと考えています。私たちと一緒に、障害児、そして親子を笑顔にするお仕事をしてみませんか?

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団体概要

こども達のために、日本を変える。フローレンスは日本の子ども・子育て領域に関わる課題解決と価値創造に取り組む、国内最大規模の認定NPO法人です。 日本初の訪問型病児保育事業で2004年に設立し、子どもの虐待、子どもの貧困、障害児家庭の支援不足、親子の孤立の課題を解決するため、多様な保育事業を運営するほか、全国で「こども宅食」「おやこよりそいチャット」「にんしん相談」「赤ちゃん縁組」などの福祉事業と支援活動、政策提言をおこなっています。