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3つの障害児保育

募集職種

障害のあるお子さんとご家族に“伴走する人”になるために

障害児訪問保育アニー 保育スタッフ

橋本 恭子

障害のある子どもを育てた経験のある橋本がなぜアニーで保育を行うのか。橋本の障害児保育にかける想いをお届けします。

障害児訪問保育アニーで、副担任としてお子さんを見守る橋本にインタビューを行いました。入社して10か月、障害のある子どもを育てた経験のある橋本がなぜアニーで保育を行うのか。橋本の障害児保育にかける想いをお届けします。

※2022年11月現在、副担任制は廃止し、主担任・副担任のない複数担任制を導入しています。

障害のある子が生まれて

2人目に生まれた子どもが重度の障害児でした。女の子です。食事は経管栄養で、吸引・吸入を必要とし、気管切開もしました。

フリーで仕事をしていましたが、度重なる急な入院の付き添いと昼夜を問わない医療的ケアで目も手も離せない状態となり、仕事を続けることはできませんでした。何より体調を崩しやすい子どもを手探りで育てる緊張と、その子にかかりきりになることでのきょうだい児への心配で必死でした。

NICU退院時は世の中に一人で放り出されたような気持ちでした。どこにどう頼ったらよいのかわからなくて。

子育ての協力は夫以外になく、娘の育児はほとんど一人で行っていました。

一時預かりや訪問医療、介護ヘルパーなど、あらゆる制度や民間のサポートを利用しましたが、医療的ケアがある、地域外との理由で断られることも多く、やっと見つけたところも空き待ちだったり少ない時間しか利用できなかったり。4歳になって通い始めた地域の施設でも医療的ケアが壁となり、娘だけは親の別室待機が条件で、昼食の時間になると呼ばれて注入していました。

医療や福祉、地域支援を通じて関わってくださった皆さんは本当に温かく支えてくださり、とても感謝しています。娘がとてもよい時間を過ごせたことは私にとっても喜びでした。

でも何をするにも親がかりで、孤独感、無力感に襲われることもありました。そんな時に『子育てのスタートから、子どもと家族の成長に合わせて一緒に走ってくれる人がいると、どんなに心強いだろうな』と思っていました。

介護の仕事、そして障害児訪問保育アニーとの出会い

6年間を一緒に過ごした娘を看取った後、『恩返ししたい』という思いで私たちがお世話になっていたNPO法人の門をたたき、介護ヘルパーの資格を取りました。そこで高齢者の訪問介護をはじめ、障害者施設の送迎や発達支援室のスタッフとしての勤務など、いろいろな仕事を経験させていただきました。しかし、支援の必要な子どもたちに『もっと深く関わりたい』という思いがずっとありました。

そんな時、「障害児訪問保育アニー」が始まったことを知ったのです。子どもたちの今に関わりたい、ご家族に寄り添える現場に行きたいとフローレンスに飛び込みました。

アニーでの保育:こだわりとやりがい

お子さんを保育するにあたっては、自分の経験や価値観を持って入らないようにしています。お子さんは一人ひとり違うし、ご家族も違う。そのありのままに寄り添うことが第一歩だと考えています。

お子さんには日々の保育を通して、初めてのこと、好きなこと、苦手なことをたくさん見つけて経験し、その子なりに自分を表現できるようになってほしい。お子さんと接している時に怒ったりわがままを言ったりしてくれると、少しは安心できる存在になれたかなと思えます。その瞬間が嬉しいですね。

子どもにとっては親御さんが一番の存在。子育ての悩みを少しでも支えられて、お子さんの成長をともに喜び合えたら。お子さんと親御さんの笑顔が何よりのやりがいです。

保育にかける想い

自分が子育てしている時、「障害があってもなくても、未就学児の子育てはみんな大変だし、親がするべきだ」と言われたことがあり、障害児の子育てが全く理解されていないと憤りを覚えました。どんな子育ても親だけで行うのではなく、社会のサポートと共にあるべきです。私はそのサポートの一つになりたいと思っています

ご家族は仕事や家事、きょうだい児の育児や介護など様々な理由から、一日中その子だけに合わせて過ごすわけにはいきません。でも親御さんにはアニーを利用することで、働くことにも子育てにも自信を持ってもらえたら。

私たちは子育てへのご希望をお聞きし、専門機関の皆さんと連携しながら、その子の成長に合わせた関わりを継続してじっくり持つことができます。子どもたちがまたひとつ広い世界へと踏み出すその日まで、陰ながらではありますが、お子さんやご家族に伴走していきたいです。

 

(記事は2016年インタビュー当時の内容です。橋本は2022年現在もアニーのスタッフとして勤務しています。)

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団体概要

こども達のために、日本を変える。フローレンスは日本の子ども・子育て領域に関わる課題解決と価値創造に取り組む、国内最大規模の認定NPO法人です。 日本初の訪問型病児保育事業で2004年に設立し、子どもの虐待、子どもの貧困、障害児家庭の支援不足、親子の孤立の課題を解決するため、多様な保育事業を運営するほか、全国で「こども宅食」「おやこよりそいチャット」「にんしん相談」「赤ちゃん縁組」などの福祉事業と支援活動、政策提言をおこなっています。