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3つの障害児保育

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医療的ケア児や家族だけではなく、ナースの「やってみたい」も叶えていく、ナンシーの働き方とは?

医療的ケアシッターナンシー 看護師

岡田 沙苗/佐藤仁美

こんにちは。医療的ケアシッター ナンシー 事務局スタッフの安野です。

医療的ケアシッター ナンシーは、障害のあるお子さんに関わった経験のある看護師がご自宅に訪問し、お子さんの好きなことや伸ばしていきたいことに合わせた活動と医療的ケアを行います。

通常の訪問看護では時間が足りずにケアだけで終わってしまったり、親御さんが離れることは難しかったりする中で、ナンシーのお預かりはこれまでになかった取り組みです。

その分、「ナンシーで働いてみたいな」と思う方の中には、ひとりで訪問するプレッシャーや病院とは異なる環境への不安、看護師が療育も行えるのだろうかと気になる方もいらっしゃると思います。

そこで今回はナンシー看護師の岡田さん・佐藤さんのお二人にインタビュー!岡田さんに実際の働き方を、佐藤さんにはナンシーで働く中で変化したことについて伺いました!

 

ナンシーの一週間

―早速なのですが、ナンシーでの1週間のスケジュールについて教えてもらえますか?

岡田)勤務時間は9時〜18時までです。午前1件訪問し休憩を挟んで午後1件の訪問に行きます。ナンシーでは一件あたりの訪問時間が2〜3時間と長いので一日の訪問件数は最大で2件となっています。訪問中の記録も訪問中に記載するものと、訪問終了後にアプリで簡単に入力できるものを使っているため18時に訪問が終了して、記録などで残業をすることは基本的にありません。また一週間の間に3時間×2~3回ほど、自分で空き枠を作ることができます。その空き枠の中で事務作業をしたり、MTGをしたり、訪問の準備をしています。

 

―ありがとうございます。今は何人のお子さんを受け持っていますか?

岡田)今は7人のお子さんを担当していて、年齢は2歳〜15歳のお子さんを担当しています。

―それぞれ2~3時間の訪問がありますが、訪問中はどんな活動をして過ごしていますか?

岡田)バイタル測定から開始し、連絡ノートを見たりご家族からお子さんの様子を聞いて、はじめにお子さんのその日の体の具合を把握します。ここからの活動は1人1人のお子さんによって違いますが、ふれあい体操、リハビリをして、体を動かしやすくします。お子さんによっては初めに日付確認をしたりカレンダーのシール貼りをしています。

その後は遊びの活動です。ずっと遊びだとお子さんも疲れてしまうのでお子さんの様子を見ながら、マッサージをしたり足浴をしたりオルゴールを流したりして休憩タイムを作っています。訪問中は吸引や導尿、経管栄養などの医療的ケアも行います。

 

活動内容はチームで考案

―すごく盛りだくさんですね!そういった活動内容はどのように考えているのですか?

岡田)遊びの内容はお子さんの発達に応じた遊び、お子さんが楽しめる遊びができるよう心がけています。インターネットで調べたり、ナンシーには療育グッズが沢山揃っているので、その療育グッズを使用したりしています。また、お子さんの担当者同士でミーティングをして、その子にあった療育はどのようなものが良いのか話し合って考えています。

 

―他にも活動内容を考えるにあたって、助けになっていることはありますか?

岡田)私は今まで病院で働いてきて、療育はほぼ行ってきていないので初めは特に戸惑うことが多かったです。でも、ナンシーには児童発達管理責任者という療育に詳しいスタッフがいます。療育に悩んだときは一緒に訪問してもらって、アドバイスやヒントをたくさんもらいました。そこから私なりに活動内容を広げることができたと思います。

あとは、現在ナンシーで理学療法士の方から療育についての研修を受けていたり、フローレンス内の保育士さん同士の勉強会に参加して、保育や療育について学びを深めています。

―いろいろな場で学んでらっしゃるんですね!活動内容を一から考えていくのは難しさもあると思うんですが、実際にやってみてどうですか?

岡田)私も入社前は3時間の訪問で何を行うのか不安に思っていました。でも今は3時間一人一人の子どもにより添って訪問できていることにとてもやりがいを感じています。病棟で働いていたときは、時間に追われてしまい、やりたいケアもなかなかできなかったし、一人で寂しそうに過ごしている子どもたちと遊びたいと思っても遊べませんでした。今は3時間の中でお子さんの状態に合わせて足浴やマッサージなど丁寧にケアを行うことができたり、一緒に遊ぶこともできます。子どもたちの笑顔や日々のちょっとした成長もたくさん見ることができて、とても楽しいです。

―ありがとうございます。さいごに、今ナンシーで働いてみたいなと思ってる方に、どんなメッセージをおくりたいですか?

岡田)ナンシーは一人一人に寄り添っていくことができ、子どもが好きな方には、とてもやりがいのある職場なのではないかと思います。ぜひ一緒に働けたら嬉しいです。お待ちしています。

 

 

岡田さんにとって、ナンシーで働くことは新たな挑戦でしたが、今はとても充実感を持って働くことができているそうです。

病院での経験を経て、ナンシーで初めて訪問に挑戦したという方は、他にもたくさんいらっしゃいます。佐藤さんも、その一人です。

 

 

―今の働き方についてお話を伺えたらと思います。ナンシーに入ってから自分自身変わったなと思うところはありましたか?

佐藤)私は新卒で小児専門病院に入り、ICUで4年間働いていました。一番自分の中で変わったなと思うのは主体性を持って働けるようになったことですかね。病院で働いているときは、大きい組織だったこともあって上司の言うことを聞いて動いたり、マニュアルに沿って働くことを求められていた気がします。それももちろん大切なんですが、ナンシーでは今ある状況をどうやったらよくできるかを考える機会がとても多いですね。

思いついたアイデアをどんどんやっていこう!という環境で、自分のフットワークも軽くなったなと思います。

―たしかにそうですね、実際佐藤さんが訪問している中で感じた課題から改善してみたことってどんなことがありますか?

佐藤)ナンシーで働く看護師は、これまで働いてきた職場や経験年数も様々です。初めて在宅で働き始めて、知識・技術面などで一人ひとりがいろんな不安を持っていることがわかりました。具体的に私たちは何に不安を感じているのか、自分たちが実際に訪問に行くにあたって優先的に対応していく事柄は何かを全員で洗い出して、研修や勉強会を行いました。その一連の流れが発展して、来年度のOJT・研修の年間計画になっていきましたね。

 

意見を出し合って、よりよくしていく

―そんな風にどんどんアイデアを出し、実行していけるのはなんでだと思いますか?

佐藤)ナンシーはまだ新しい事業で、自由に考えて決めていく、変えていける余地があるなと思っています。それに加え、チームが「意見を言っても大丈夫」と思える関係性で、言ったことを受け止めてもらえるので、思ったことを口に出せるというのが大きいですね。

―たしかにチームのミーティングでは毎週いろんな提案が出てきてますね。

佐藤)あとはチームに看護師だけではなく事務局の人もいたり、いろんなバックグラウンドがあるので、自分の視野も広がったなと思います。

実際出たアイデアから実現したものもあります。今ありがたいことに、ナンシーの定期利用をお待ちいただいている方もいるのですが、その人たちに、看護師の空いている時間を利用して一時利用をしてもらうプロジェクトが始まりました。私も参加したいなと思って、手を挙げて事務局メンバーと協力して仕組みを整えて、10月から訪問を開始しています。

―私もそのプロジェクトはとっても印象的でした。看護師と事務局が一丸となってできてよかったですよね。続いてなんですが、一年働いてみて次にこんなことをしてみたいなとか考えていることはありますか?

佐藤)そうですね、少しずつ訪問には慣れてきたので、一緒に働くメンバーの働き方に目を向けていきたいと思っています。たとえば入社したときの研修を充実させたり、看護師同士で訪問の調整をしやすくしたりしたいです。ひとりひとりがここで働き続けたいと思える環境をより整えていきたいですね。

―ありがとうございます。最後に、今ナンシーで働いてみたいなと思ってる方に、一言お願いできますか?

佐藤)みんなでナンシーでどんどん良くして、いろんな人に届けたいと思っています。新しい働き方ができると思っているので、興味を持っていただけたら嬉しいです!

―ありがとうございました!

 

 

ナンシーは、まだ生まれてまもない事業です。

だからこそ、さまざまな経験・バックグラウンドを持つスタッフが力を合わせ、訪問するご家庭にとってよりよいサポートを考え、柔軟に形を変えながら前進しています。また、日々アイデアを出し合い実行しながら、自分たちにとっても働きやすい環境を考えているんですね。

「医療的ケアシッター ナンシー」では、現在看護スタッフを募集しています。

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こども達のために、日本を変える。フローレンスは日本の子ども・子育て領域に関わる課題解決と価値創造に取り組む、国内最大規模の認定NPO法人です。 日本初の訪問型病児保育事業で2004年に設立し、子どもの虐待、子どもの貧困、障害児家庭の支援不足、親子の孤立の課題を解決するため、多様な保育事業を運営するほか、全国で「こども宅食」「おやこよりそいチャット」「にんしん相談」「赤ちゃん縁組」などの福祉事業と支援活動、政策提言をおこなっています。