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3つの障害児保育

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地域の保育園への転園が叶った!withコロナ時代に感染リスクを抑え成長を促す【障害児訪問保育アニー】

2021.02.26

障害児や医療的ケア児が生まれたら、“地域の保育園”には入れない。こんなことを思っている方も多いのかもしれません。

障害児訪問保育アニー事務局の水谷です。私もそう思っていた一人でした。
でも、アニーを担当するようになってから、子どもは大人が思っているよりも日々成長している。
そんなことを保育スタッフを通じて知り、子ども一人ひとりの可能性に驚いています。

アニーは、担任である保育スタッフが毎日障害児の自宅に訪問し、遊びなどの活動を通して成長を促す、訪問型の保育です。
その間、ほとんどの保護者は仕事をしています。
“障害児や医療的ケア児の親御さんにも仕事を諦めてほしくない”という思いを掲げて保育を提供しています。

 

新型コロナウイルスの流行で、感染すると重症化しやすいと言われている障害児家庭にとって、
マンツーマンの個別の保育によってリスクを減らすアニーのニーズが、ますます高まっていることも実感しています。

 

アニーでは、本人の成長・医療・アニーから受ける刺激など、様々な影響で地域の保育園に転園する子どもたちが毎年数名います。
2020年春にアニーから地域の保育園に転園したお子さんは6名です。

2020年8月アニーを卒園し、9月より地域の認可保育園へ転園することになった園児がいます。
その園児とご家庭を、アニー入園時から支え続けた、担任の花形先生に、新たな門出への思いを伺ってきました。

ゆうじんくん

2018年12月生まれ 2019年11月アニー入園。
低酸素性虚血性脳症でアニー入園時には経管栄養(経鼻)で栄養を摂っていましたが、この3月には経管栄養をはずして生活ができるようになりました。

花形美季 先生(あだ名はミッキー先生)

幼稚園勤務を経て、2018年11月からアニーの保育スタッフとして働く。
幼稚園で働いている中で入園を断られる子どもたちがいる事を知り、ノーマライゼーションの考えに反して身近で閉鎖されている現実があることを残念に思った。「こどもと社会を笑顔にする仕事」に微力ながら関わりたいと思ってフローレンスに入社。

 

「地域の保育園に入れたかった」 親御さんの思いを目標にスタートした保育

ーー今回、ゆうじんくんが認可の保育園へ転園されるいうことで、
担任の花形先生にとっては、いろんな思いが混ざっているんじゃないでしょうか。

花形:嬉しさと寂しさが入り混じってますね。
「この子の担任になるんだ」と、初めてゆうじんくんと会った日、まだ1歳のゆうじんくんは、人見知りをして、私の目の前で大粒の涙を見せていました。こんなに小さな体で、どれだけ大きな気持ちでママを求めているのだろうかと逞しい力強さを感じたのを覚えています。

ーーそうだったんですね。親御さんとはどんなお話をしたんですか?

花形:親御さんは、産まれた直後の大変だった様子も話してくれました。「産まれてから17分間心臓が止まっていた」と聞いたときは、どんな気持ちでここまで育ててきたんだろうと、私も胸が張り裂けそうな気持ちになりました。そして、「区立の保育園に行く予定だったんです。こんなはずじゃなかった」とお母さんは悔しそうに話していました。その言葉に、これからの保育の責任の重さを感じました。

そして、「区立の保育園に行く予定だったのなら、行きましょう!絶対に!」と、ゆうじんくんとのご家族とは、アニーからの転園を目標に、集団保育の時間に合わせた保育を計画してスタートさせました。

多職種ワンチームの保育で、五感に刺激を与えて成長を促す

ーー日々の保育はどんなところに力を入れたんですか?

花形:“初めての経験”を大切にしました。”初めて”は誰にでも一度きり。
その一つひとつは、五感でフルに感じてもらえるような保育内容にしました。


お散歩中、ご機嫌な様子のゆうじんくん

アニーは訪問型でマンツーマンの保育ではありますが、多くの職種がワンチームとなって子どもの成長に携わっています。
保育士、看護師、事務局スタッフ、さらには外部事業所の理学療法士や、
作業療法士などにも成長や課題を共有して相談しながら保育を進めています。
様々な角度のスペシャリストが一緒になってその子の成長を促せる保育内容を考える。
これはアニーの保育の大きな特徴の1つだと思います。

 

先生は息子にとって“第2の母” アニーに会えて幸せだった

ーー転園を前に、お母さんから花形先生やアニーのメンバーへメッセージをいただきましたのでご紹介します。

先生は息子にとって“第2の母”ともいえる存在となってくれて、私には出来ない色々な経験をさせてくれました。
区立保育園に行く事が決まり、それは、息子・ゆうじんにとって、とても良い刺激になる事はわかっておりますが、
アニーを離れるのは本当に寂しく悲しいです。先生や看護師さんはゆうじんだけではなく、
私自身の支えであり、私たち家族はアニーの皆様に出会えて本当に幸せだったと思います。

花形:転園が嬉しい一方で、お別れが寂しいのも本音です。でもゆうじんくんの新たなスタートです。たくさんの経験をしたゆうじんくんは、担任として自信を持って区立保育園に送り出すことが出来ます。アニー在園児の先輩として、さらに大きく羽ばたいてもらいたいですね。

今後もどんな子どもたちに出会えるかを楽しみにております。

ーー素敵なお話をありがとうございました。

 

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みなさんと採用説明会でお会いできることを楽しみにしております!

 

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こども達のために、日本を変える。フローレンスは日本の子ども・子育て領域に関わる課題解決と価値創造に取り組む、国内最大規模の認定NPO法人です。 日本初の訪問型病児保育事業で2004年に設立し、子どもの虐待、子どもの貧困、障害児家庭の支援不足、親子の孤立の課題を解決するため、多様な保育事業を運営するほか、全国で「こども宅食」「おやこよりそいチャット」「にんしん相談」「赤ちゃん縁組」などの福祉事業と支援活動、政策提言をおこなっています。